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実体験を紹介!

タイでニューハーフにナイフを突きつけられた話

2023年2月ごろ、私は1人で東南アジアを陸路で一周していた。

その時に起こった出来事である。

 

マレーシアの首都クアラルンプールからバスで10時間、ハジャイ(ハートヤイ)という地に降り立った。

 

※その後訪れるカンボジアで携帯を盗まれ、写真がすべて消えたため、インスタ、ストーリーからの引用

 

ハジャイとはタイ南部最大の都市、、、らしいが正直、駅前はさほど栄えていなく、観光場所も大してない、地元民が多い街だった。

 

そこでは、とくになにをするわけでもなくぶらぶら滞在していた。

 

ちょうど、お祭りのようなものが開かれていたらしくメインの通りは賑わっていた。見る限り、観光客は見えず、いかにも、な観光客は自分一人だけであった。

 

 

ハジャイの風俗体験記

通りのすみで休んでいると、女の子紹介おばさんが現れた。つたない英語で話しかけてくる。「女の子が~」とか「かわいい子が~」とかそんな話だ。正直、その時はあまり性欲がなかったので断っていたのだが、

 

 

見せてくる女の子があまりにかわいいのと、おばさんのグイグイにやられてしまった

 

 

おばさんは3人選べと言う。3人呼んで、その中から見て選ぶことができるみたいだ。

 

ほどなくして、どこからともなく女の子が3人来た。なかなかかわいい。

 

おばさんの案内で近場のホテルに行く。受付の人は英語がわからないため、おばさんが値段を通訳する。

 

払ったら、そこからおばさんの取り分をとって受付の人に渡した。

 

 

そこでもめる。

 

 

いや、おばさん取りすぎやろ

 

 

女の子をまえに、かっこうが悪かったがそんなことを言ってられない。貧乏旅なのだ。

 

おばさんは根負けした。結局半分くらい奪い返した。

 

部屋に入るといきなり脱がせてくる。シンガポール とマレーシアで抜いていなかったからか、すぐに戦闘態勢へ。

 

そこから先はよく覚えていない。フェラ中、気づいたらゴムがついていて、気づいたら挿入して果てていた。

 

内心、タトゥーの数とリスカ跡に萎えたが、しょせん頭の中だけで、マグナムはいつでも発射可能であった。

 

実は彼女はラオスからの出稼ぎらしい。その土地の人としたかったんだけどな。まあいい。

 

 

ハジャイでニューハーフにナイフを突きつけられた話

次の日、「地元民としたい!!」

 

忘れられなかった。

 

そう思い立った私は、すぐにtinderをし始める。

 

 

なかなかマッチしない。というより人がいない。

 

 

tinder goldになってしまった。タイで入ったからか、半年で3千円くらいしかかからなかったので即決だった。

 

ある一人の女性とマッチする。

 

それが悪夢の始まりだった。

 

とんとん拍子で話は進み、1時間後、駅前で会うことに。

 

ハジャイという街の治安上を考慮して、ゲストハウスに現金やら高価なものは置いていき、最小限の身軽で外に出る。

 

20:04 少しおくれたが、まあ許容範囲だろう。

 

連絡はない。ついたことを連絡する。

 

連絡が来る。着いているらしいが、見当たらない。

 

「どこにいるのだ」と言われても、土地勘はない。

 

 

というより、私は明らかに外国人なのだからお前が探せよ、と。

 

まあいい、さがす。性欲には勝てない。

 

使えば使うほど出てくるのが性欲なのだ。

 

駅前の汽車の像の前にいるらしい。

 

私も行く。着いた。

 

 

「みつけた」とメッセージ

 

 

誰一人としていない。そのとき「やられた」とおもった。

 

 

遠くから私を見ていて、大人数でかかってくるんじゃないかと。

 

駅前なのに人は誰もいない。電車はないし、お店も大してないからだ。

 

向こうは見つけたはずなのに、出てこない

 

 

 

「警察がいるから出られない、汽車の目の前の青い車の裏にいる」

 

 

 

!?!??!?!?!??!?!!?!

 

 

意味が分からない、警察が何の関係があるんだ。

 

怖くなった私は、その場を離れる。

 

ゲストハウスのほうへ行こうとしたが、「場所がばれるのはまずい」そう本能が言っていた。

 

脇道のほうへ逃げる。より明かりも少ない、開けてもいないほうへ。今考えると悪手だ。

 

 

後ろから車が迫ってくる。横にとまった。青い車が。

 

 

「のれ」と。

 

なぜ出てこなかったんだ。

 

「後で説明する」と、なにやらイライラしてるみたいだ。

 

いや、かえる。警察となんの関係が?説明してくれ

 

むこうの表情がやさしくなる。

 

大人数ではなく、1人の女性だったんだ。tinderによくいる業者じゃなく、今目の前にいる人だったんだ。

 

冷静になって、見知らぬ土地で人に会えた喜び、性欲がわいてきた。

 

 

なんとなく怖いので後部座席に乗る。

 

車を走らす女性。

 

さあて、互いのことでも聞こうかな。前戯はすでにはじまっている。

 

 

 

「金は持ってきたのか」「いくらあるんだ」と女

 

 

 

緊張感が走る。

 

そんな話は聞いていない。無料だと思っていた。俺の顔に惚れたのかと。

 

このまま、アジトに連れていかれて、そこに仲間がいて...

 

 

最悪の妄想をする

 

 

死にたくはない。

 

 

おろしてくれ

 

NO!!」

 

おろしてくれ!!

 

「いいから助手席に来い」と女

 

 

らちが明かない

 

わかった、助手席に行こう

 

女は車を止める。

 

 

後部座席から助手席に移るフリをして、そのまま外へ。

 

 

「何をしているんだ、はやくのれ」

 

いいや、それはできない

 

警察だったり金だったり何なんだ。

 

 

女は激高した。車から降りてくる。

 

 

デカい ゴツい

 

 

座っていたからわからなかったが、ヒール込みで自分より背が高い。

 

 

あとずさりする。

 

近づいてきて持っていたカバンで殴られる。

 

押し返す。

 

殴られる。いたい

 

押し返す。ヒールを履いていたからか、バランスを崩す。

 

カバンをあさる。手には、手のひらサイズの小さな折り畳みナイフ

 

ゆっくり近づいてきたが、一目散に逃げる。

 

 

それ以上追ってはこなかった。

 

 

それからはよく覚えていない。

 

 

車で追われるんじゃないかと、帰りはなるべく反対車線を歩き、青い車に注意した。

 

まっすぐ帰ったらばれるんじゃないかと、遠回りや、車の陰で時間をつぶしたりもした。

 

本当は一刻でも早く帰りたかった。

 

帰ったあと、tinderを確認したら女は女ではなくニューハーフ、レディーボーイだったことが判明した。

 

 

 

心臓はその夜ずっと激しく動いたままだった。